Googleスプレッドシートでは、GOOGLETRANSLATE 関数を使うことで、日本語の語を英語や学生の母語に自動翻訳できます。
たとえば、語彙学習用のスプレッドシートで、B列に「調べる語」を入力し、D列に英訳、E列に母語訳を表示するようにできます。
列の構成は、次のような形にすると使いやすいです。
No.|調べる語|よみ|英訳|母語訳|説明URL|画像URL|時刻
この場合、B列の「調べる語」に日本語を入力し、D列に英訳、E列に母語訳を表示します。
英訳を表示したい場合は、D2セルに次の関数を入力します。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","en")
この関数の意味は、B2セルの日本語を英語に翻訳するという意味です。
ja は日本語、en は英語を表します。
つまり、
ja = Japanese
en = English
という意味です。
たとえば、B2に「情報セキュリティ」と入力すると、D2には英訳が表示されます。
母語訳を表示したい場合は、E2セルに学生の母語に合わせた言語コードを指定します。
たとえば、ベトナム語に翻訳したい場合は、次のように入力します。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","vi")
vi はベトナム語を表します。
中国語に翻訳したい場合は、次のように入力します。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","zh")
zh は簡体字中国語を表します。
ミャンマー語に翻訳したい場合は、次のように入力します。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","my")
my はミャンマー語を表します。
ネパール語に翻訳したい場合は、次のように入力します。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","ne")
ne はネパール語を表します。
モンゴル語に翻訳したい場合は、次のように入力します。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","mn")
mn はモンゴル語を表します。
スリランカの学生の場合は、母語によってコードが変わります。シンハラ語の場合は si、タミル語の場合は ta を使います。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","si")
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","ta")
主な言語コードは、次のようになります。
日本語:ja
英語:en
中国語(簡体字):zh-CN
中国語(繁体字):zh-TW
ベトナム語:vi
ミャンマー語:my
ネパール語:ne
モンゴル語:mn
シンハラ語:si
タミル語:ta
韓国語:ko
タイ語:th
インドネシア語:id
ベンガル語:bn
注意したいのは、これは「国コード」ではなく「言語コード」だという点です。
たとえば、中国の学生だから必ず zh-CN、スリランカの学生だから必ず si というわけではありません。学生の母語に合わせて指定する必要があります。
また、翻訳結果は自動翻訳なので、必ずしも専門用語として正確とは限りません。特にIT用語や試験用語では、翻訳が不自然になることがあります。
そのため、GOOGLETRANSLATE 関数は、正解を決めるためというよりも、学習の手がかりを作るために使うとよいです。
たとえば、次のように使うと便利です。
B列:調べる語
D列:英訳
E列:母語訳
B2に日本語の語を入力し、D2に英訳、E2に母語訳が自動で出るようにしておけば、学生は日本語・英語・母語を見比べながら語彙を確認できます。
英訳用の関数は次のとおりです。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","en")
母語訳用の関数は、学生の母語に合わせて変更します。
ベトナム語の場合は、次のようになります。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","vi")
中国語の場合は、次のようになります。
=GOOGLETRANSLATE(B2,"ja","zh-CN")
このように、Googleスプレッドシートの GOOGLETRANSLATE 関数を使うと、語彙学習用の表に英訳や母語訳を簡単に追加できます。
手作業で一つひとつ翻訳する必要がなくなるため、留学生向けの語彙学習教材を作るときに便利です。